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ハビリス(生活支援)

自立に向けた生活基盤の作り方について

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■生活基盤(土台)が整っていないとどうなる??


生活基盤が整っていないとどうなってしまうでしょう?

生活基盤は様々な要素で成り立っておりますが、例えば、美味しい食べ物を食べて味覚を刺激しないと『美味しい』という感情も乏しくなってしまったり、また、汚れの目立つ服を着ていると周りから親切にはしてもらえなくなってしまいます。


身だしなみの視点では洋服を購入したり、身体のことを考えると栄養バランスの取れた食事など、生活していく上での基盤づくりには様々な要素が重要となります。

これらを支えていく上で、お金も大切な要素となってきますが、お金を得るために働こうと思っても、生活リズムが乱れていると選べる仕事が制限されてしまい、朝起きられないとなると毎日の出勤もままなりません。

これらの例のように、基本的な生活の土台を整えていくことで、自立に向けた一歩を踏み出すことができると考えられています。

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生活基盤はどうやって整える??


そんな生活基盤ですが、どのように整えていけばいいのでしょうか。

すべてを完璧に整えることは難しいと思いますので、優先順位を決めて、ひとつずつチャレンジしていくといいでしょう。


例えば生活リズム。

昼夜逆転になっている人は、少しずつ起きる時間を早めて、陽の光を浴びる習慣づけをすることをおすすめします。

目的があった方が頑張れるという方は、毎日時間を決めてどこか出かけてもいいかもしれません。目的を決めて習慣化することで定着して安定に向かうパターンもあります。


次に身だしなみ。

どの場面にどの洋服を着ればいいのか分からないという人は、家族や支援者などに協力してもらいながら、外に着ていける服、部屋着、パジャマと分けてみることもひとつの手段です。

よれてしまった洋服しか持っていないという方は、新しいTシャツ1〜2枚買い足すだけでも清潔で外に着ていける洋服の選択肢が増えますね。

清潔感にある洋服をきていることで、気分も明るくなったり、少し背筋が伸びるなどもメリットもあります。

もちろん相手に与える印象が変わり、好印象を与えることにも繋がります。

 

このように、いつもの生活に少し工夫を加えることでその日の気分も良くなり、楽しいと思える時間も増えていきます。

この循環が生活基盤を支えていく上での第一歩となります。

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■無理は禁物!できることから少しずつ


一発逆転を狙って取り組むのではなく、少しずつの積み重ねを意識して実践することが大切になってきます。


小さな成功体験を積み重ねることで、できることが増え、日々のストレスや疲れを軽減でき、生活の基盤が安定してきます。

最初から意気込みしすぎると、日々の負担が溜まってしまいますので、無理は禁物です。

取り組んでいく優先順位をつけて、スモールステップを目指していくのが、上手くいくコツです。

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■当院のハビリス(生活支援)やピース、夜ご飯から一緒に考えてみませんか?


当院では生活リズムの安定を目指すリハビリテーションをご準備しています。


◎病状との付き合い方を一緒に考え、生活リズムの安定を目的としたプログラム


例えば

・生活リズムが崩れてしまう

・日常生活を見直したい

・安心して過ごせるところがほしい 等々


病状を抱えて生活している方に対して、病状の安定や病気との付き合い方を一緒に考え、生活の安定を目的としたリハビリテーションプログラムです。

様々な活動のなかで、安定した生活の仕方や自立について一緒に考え、自分に合う方法を一緒に考えていきます。


集団プログラム・・・ハビリス

個別プログラム・・・ピース / 金曜日の美味しい夜ご飯

https://www.kashiwa-mental.com/rehabilitation.html#rehabilitation1



まずは様々な活動や仲間との交流を通して、自分らしい生活を築き上げていきます。

できることから少しずつ仲間と一緒にチャレンジしてみましょう。


何から進めたらいいのか分からない場合は、お気軽に主治医やスタッフまでお声がけください。

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